
新たな防潮堤の上から。しらす型の福田漁港が映える新名所です?
年度末なので、インフラの更新や公共施設、行政施設の工事で区切りを迎えたものが多く、週末は市内を飛び回りました。
まずは防潮堤の植樹祭から。

豊浜工区の計画、14メートルの高さまで盛り土が完了した部分への、地域の方々との植樹です?
元々、先人たちの知恵と努力で、ここには砂や潮風防止の松を植えていました。
今回は防潮堤工事により伐採した部分へ松食い虫にも強い松、だいたいこの一年生くらいのサイズの松を植え、災害にも日常の潮や砂にも強い防潮堤にしていきます。
市長に就任し、特に大幅に前倒しをしたこの豊浜工区です。防潮堤の工事は今年度予算が約30億円、令和7年度は約85億円と、計画通りですが一気に進捗をはかります。これは工事の平準化を図るより、年々と工事費が上昇してることもありますし、一刻も早くという地域の声から前倒しをはかったことからです。
加えてこれを機に、沿岸部の賑わいや活性化も図りたいと計画をしています。沿岸部のみなさんに安心が届き、海に親しみ、自然とともに生きる人間らしい生き方がより育まれますように!
お次は北部へ移動。

磐田市豊岡支所の開所式が行われました。私が市長に就任して、計画から建設まで全てを行えた唯一の公共施設ですので、感慨深いものがあります。
元々、耐震性能が基準以下だったことから見直しを始めましたが、第一に「支所の機能」の部分から見直しをスタートしました。合併してから20年です。職員数もこの20年で計画通り減らし、行政は効率化がずいぶん図られました。まずは行政サービスの窓口としての支所、これは豊岡地域には必要だという結論をだしました。
しかしできるだけコストはかけず、今ある建物のリノベーションでと計画を進めていた矢先に、令和4年の台風水害が豊岡を襲いました。
その時の支所の価値は絶大なものがあり、今日ご来賓で地域の代表者もおっしゃってくださいましたが、支所がなければ復旧はかなり時間を要していたと思います。
よって、リノベーションのみでは地盤的、面積的にも機能が足りないと判断し、議員の皆さんにもご理解をいただき、新設に踏み切りました。
議長の挨拶では、「地域の方に喜んでもらえたらそれが一番」とおっしゃっていただきましたが、まさに災害時の拠点となる施設で安心できるものになったと思います。次は地域の活性化への拠点へも、徐々に機運を高めていきたいと思います。末長く地域のみなさんから愛される支所になりますように!
最後に東部へ移動。



「ありがとう東部幼稚園」からの「認定こども園ハローうさぎ山」へ。閉園式と竣工式を行いました。3500人余りが巣立っていった東部幼稚園から、新しい園へ生まれ変わります。
できるだけ国などからの補助金も活かしながらとなると、民間が主流となりますが、民間ならではの視点が随所にあり、この園では放課後児童クラブも併設です。
閉園する東部幼稚園は71年の歴史でした。これまでご支援いただきました地域の皆様、ありがとうございました。
これから10年、50年と「認定こども園ハローうさぎ山」が地域から愛される園として、こどもたちが育っていきますように!地域の皆様、ご理解ありがとうございました!運営法人のみなさま、先生方、子どもたちと保護者のこと、どうぞよろしくお願いします。


こうして広い磐田をまわっていると、世代を超えて、脈々とそれぞれの地域で大切にされてきたものを感じとることができます。公共施設やインフラは、過去に生きた方々の想いが詰まったもの。それを再編したり建て替えしたりするのは、時代の流れや老朽化ですが、過去を調べ、地域の皆さんの気持ちに寄り添い、次の時代に希望が持てる環境にしていきます。
この週末、ご縁のあったみなさん、本当にありがとうございました。そしておめでとうございました。