道路や河川の要望活動で国土交通省などへ。
2024年7月26日


今週は、通称「霞ヶ関」と呼ばれる官庁街です。
ちなみに歩いてすぐの国会議事堂界隈は「永田町」と呼ばれます。
要望の時期にあたるこのタイミングは、全国から多くの首長や各種団体が陳情に訪れます。
陳情は昔ながらのような感も否めませんが、道路は国道県道あわせて約20万キロ、河川は一級水系でも109水系、この中で毎年事故や災害がある中で、限りある予算と人を配分するために国も優先順位をつけなくてはいけません。
そこに暮らす住民の声はデータにはなく、ビッグデータの分析を得意とするAIでやってください!というわけにはいかないので、しっかり陳情をし、住民の声や産業振興にどんな大きな効果があるのか、熱量をそこに暮らす代表者の声として直接伝えに行くことは本当に大切なことだと感じています。


2年連続で堤防が決壊した敷地川は、おかげさまで、国が直接補助事業として推進してくれることになりました。
上野部川、一雲斎川を含む天竜川水系、今ノ浦川など太田川水系も着々と流域治水にむけて動いています。
しかし昨日も秋田をはじめとした東北地方で大きな災害がありました。
過去の教訓から、どの街も災害対策を進めてきていても、とてもいまの豪雨に打ち勝てるだけの流量を流し切るのは難しいことを痛感します。
また先ほどは友好都市フィリピンのダグパン市長より、水害の一報がありました。被災地のみなさまには、心からお見舞い申し上げますとともに、支援についてもご縁があるところを中心に何ができるか検討していきます。
先日のセミナーの講師は、空にアマゾン川ができるようなものだ。
水害を防ぐことは今後さらに難しくなることを住民に理解してもらうと共に、ソフト対応も含めて住民と共に乗り越えるための啓発をしてほしいと伝えられました。
住民の皆様にもご理解をいただけるよう、説明も進めていきます。
道路も河川も市町をまたがり、広域で心を一つに動いています。
連携くださる周辺市町の皆様にも感謝です。
地域の安全度が増し、安心できる日常となるよう、こうした地道な活動を連携して続けていきます。