【県知事へ津波対策事業の促進についての要望】
先日、川勝知事へ津波対策事業の事業促進について、磐田市長、掛川市長、袋井市長、御前崎市長の連名で要望書を提出してきました。
平成25年の静岡県第四次想定、東日本大震災を受けて平成13年の三次想定から12年ぶりに見直された想定に基づき、市毎の地域特性にあわせ減災対策に取り組んできました。
県と四市は「静岡モデル推進検討会」を立ち上げ、一体となって整備を進めてきたところです。
この要望は平成27年度から行ってとのことでした。そもそも今の防潮堤は県管理の構造物ですので、市が単独で対策をすることはできません。加えて私たちの先祖が大切にしてきた松林も農林事業として継続して未来に向けて守る必要があります。
それらさまざまな課題を解決してきた背景がある中で、いまここに至っています。
ここまで積み重ねてきた首長、国会議員、県議、市議、そして職員全てが連携し、縦割りの制度を超えたスキームづくりしてきたこと、そしてそれらを学べたことは、市議時代の大きな財産になりました。これまで尽力いただいた議員各位や関連職員に心から感謝しています。
今回の要望事項は3点です。
①盛土材の県内外からの土砂確保とその搬入にかかる経費への支援。これは工事の発生土をすでに提供いただいていますので、そのお礼と継続のお願いです。
②各市の進捗に応じた治山事業の継続的な予算確保と事業促進、早期完成。
これは例えば磐田市は一部の工区で12mまで市施工、残りの2メートル、高さ14mまでは県が治山事業として盛土と森の防潮堤になるよう植栽をしてくれていますので、これもお礼と継続のお願いです。
③平時に市民に親しまれる憩いの場になり、将来に渡り継続して地域住民が防潮堤に関わっていくための支援。
ここでは植樹祭や磐田では緑十字機や太平洋自転車道ど真ん中、渚の交流館の賑わいづくりなど、させていただきました。
現在の磐田市の進捗などはホームページで発信しています。
https://www.city.iwata.shizuoka.jp/bousai_anzen/bousai/jishin_tsunami_sonae/1001142.html?fbclid=IwAR3chgEMVa7XZnCMvGbaLYBKhCCUyGTg0V2V6oaTQg3QpnyuCNsXb756zzI
先日、令和8年までの完成目標と、3年の前倒しを発表しました。
こうしたことも県との連携なくしては進むことはできません。
安心安全と、南部地域の活性化のために、引き続き、スピード感をもって対応していきます。
鮫島海岸の現況