【地域の歴史資産からまちおこしのタネづくり】
「緑十字機決死の飛行」を執筆し、埋もれていた歴史を見事に掘り起こした郷土史家の岡部英一さんが、今度は磐田市に伝わる「一言坂の戦い」を執筆し12月に出版されるとのことで報告をいただきました。サブタイトルは「侵す信玄、抗う家康。」です。
「家康に過ぎたるもの二つあり、唐の頭(兜の飾り物)に本多平八(忠勝)」と評されたのは、この一言坂の戦いでの活躍とも言われています。史実に基づいたストーリーとのことで、またあらたな発見がありそうで、とても楽しみです。#一言坂の戦い #どうする家康
先週末は掛塚にある旧津倉家住宅で、毎年掛塚まつりの日の恒例になっている見学会があり、私も所属する県文化財保存協会が視察にきてくださいました。当時の掛塚地区は廻船問屋がいくつもあり、上方から江戸に向かう船や、天竜川を使い材木を運んだ方たちで活気にあふれていたようです。贅沢な材をつくした邸宅は必見です。
また貴船神社で行われる掛塚まつりでは、豪華絢爛な屋台、そしてお囃子は静岡県無形民俗文化財です。一説には南北朝時代に宗良親王一行が暴風雨で掛塚の隣の白羽に漂着し、家臣が「御公卿囃子」などを伝授したと言われています。屋台はでていませんでしたが、気持ちよくお披露目していただきました。
歴史のネタが本当に豊富な磐田市です。